どうしても日本の投資家は短期で物事を考えがちだと思います。
もちろんのことながら貯蓄から投資へと言う政府の方針に従えば長期的な投資だけではなく短期的な損益をベースにして考える方々が出てきてもおかしくありません。しかしながら世界の潮流を考えると今は長期的な投資に目が向いています。
もちろん案件によっては短期的な投資のものも多いのですが。
そして長期的な投資を潮流としている流れで身に付くのはなんといっても環境投資やESG投資になってくるのではないでしょうか。
要するに企業をチェックする際に単純に短期的な事業や収益、ビジネスモデルだけではなく長期的に前述のようなところに投資を行っているかどうかが基準になってくるのです。最近ではリクルートの学生でさえもこのようなポイントに注力していない企業に対しては魅力を示さず、就職に対して大きな差が出てきているといえます。
実際に投資家が企業を見定める時に長期的な投資を行うのは大きなメリットがあると言えるでしょう。
何といっても現時点でそれほど高い株価でない企業があっても、長期的なビジョンで環境などに投資を考えている企業であれば10年後20年後には間違いなく成功している可能性があるからです。
しかしながら、ここで重要なのはこのような事業を見極める目利き力になってきます。どのような視点で将来的な投資を行おうとしているのか、企業の考え方をきちんと見定めておかなければ9月になってしまうからです。
最近では、トレンドに従ってこのような投資を行おうとしている企業が多いのですが、そこには実態が伴わず、当時は集めるためだけのビジョンを描いている場合も多くなってきています。
それだけにこれからの世界的な潮流に従ってきちんとビジョンが開けているか、ビジョンだけではなく事業が伴うような基礎的な技術や営業力を持っているか、マーケティングの観点でもきちんとした対応ができているかなどを見定めて投資先を選ぶ必要が出てきます。
もちろん、様々な企業と相対するにあたって成功も失敗も出てくると思いますので基本的には一極集中は通常の投資と同じく避けるべきではないかと思います。
あくまでも複数の企業に対して長期的な投資を考えて投資をするべきです。
しかしながら世界の潮流として日本の企業ではまだまだ遅れをとっていますので割安にこのような企業を見つけて将来的な見返りを求める事は大きなポイントになってくるのではないでしょうか。